ヘタな暇つぶし

誰かと喋りたすぎて架空の人物と喋ってるよ

暇すぎて架空の人と会話をする

お〜。お久しぶりです。
お待たせしてすみません。

 

元気そうですね。

 

え?元気じゃないんですか?

 

ほら、元気じゃないですか。


わたしはいろいろです。
今日は元気ですよ。

 

わたしだっていろいろありますよ〜。

 

まーね。
仕事とか、いろいろ。

 

あ、アイスコーヒーください。

 

飲めるようになったんですよ〜。
今の職場入った時、言い出せなくて。
昼過ぎに必ず誰かが入れてくれるんです。

 

わたしだって気を遣いますよ。

 

で、毎日飲んでたら苦手じゃなくなりました。

 

まあ、紅茶の方が好きなんですけど。

 

いやだって、頼んでるじゃないですか。

 

そうですよ。
片方コーヒーで、わたし紅茶だと、なんか負けた気がして。

 

あ、いりません。ありがとうございます。

 

いや、そうなんですけど、なんとなくです。

 

我慢してないですよ。
わりと美味しいと思って飲んでます。
変に甘いほうが苦手で。

 

てか、コーヒーの話もういいですよ。

久しぶりに連絡きたからなにかと思いました。

 

 

あーLINEのね?
わかります。アイコン変わったなーとか、あ、この子結婚したんだーとか、子どもできたんだーとか。

 

なんかもうそういう歳ですよね。

 

でもそれで連絡くれたんですか?

 

あーなんとなくね。

 

でもこんな近くに住んでると思わなくてびっくりしました。
あ、なにかの勧誘は結構なんで。

 

ほんとですか?
ならよかった。

 

 

いや〜、先月ね、高校の部活の先輩から久しぶりに連絡きてランチ行ったんですけど、やたらと仕事の話振ってくるな〜と思ったら、「将来今の給料で不安じゃない?」とか言われて。この歳で不安じゃない人の方が少ないですよねー。

 

そしたら、なんかノート出してきて、「このビジネスが〜」って言いながら図とか書き出して。

笑うでしょ?


でも先輩だし、真剣な顔作って聞いてたんですよ。

 

いや、断りましたよ。
真剣な顔しながら、どうやって断ろうかな〜って考えてました。

 

トイレ行った時に、友達に電話して、5分後に掛けてきてってお願いして。
先輩のところ戻ったら、「これから事務所にいくからわたしの尊敬する人に会って欲しい」とか言われて、えーどんな人なんですか〜って聞いてたら電話かかってきて。


あ、ちょっと母親から…すみませんって席外して、
外に出て、友達にはありがとって言って切ったんですけど、ここからわたしは必死に涙を出そうとして。

 

ああ、ひいおばあちゃんが死んだことにしようと思ったんです。
涙目くらいにはなれたので戻って、

 

ひいおばあちゃんがあ〜って、説明して。
流石に帰してくれましたね。
迫真の演技でした。

 

たしかに。リアルだとそんなにすぐに泣かないかも。

 

 

いや、おばあちゃんは生きてるから死んだことにしたくないじゃないですか。
ひいおばあちゃんは幼稚園の時に亡くなったのでいいかなって。

 

逆にリアルだったんじゃないですか?
わかんないですけど。

 

まあ解放されたのでよかったです。
そのまま帰ったのでお金も払ってもらったし。

 

来てないですよ。即ブロックです。
悪い人ではないですけどね。

 

そうですよ〜。
今日は勧誘とかじゃなくてよかったです。

 

え?ほんとに違うんですよね?

 

も〜。怖いんでやめてください。

 

断るの苦手なんですよ。

 

 

でしょ?

 


あーそんなことありましたね。

 

月3000円で悩みを話し合う団体ね。

 

「3000円って靴くらいですよね?毎月それ我慢するようなもんだから、たいしたことないですよ〜」的なこと言われましたもん。

わたしのスニーカー2万近いし、毎月靴買わねーよって思って。

 

 

てか、よく覚えてますね。

 

ああそっか、あの後一緒に飲んだんでしたっけ。

 

 

あー!串カツの美味しいお店!


え!そうなんですか。
美味しかったのに。
残念だな。

 

まあね。あの辺に用事もないし。

 

 

え?そうなんですか?

 

あ!セブンの横のビル?

 

まあ何年も経ちますしね。
5年?6年?

 

そりゃ変わりますよね。

 

わたしたちだって老けていってるんですよ。

 

 

ほんとですか?
こういう顔の人って35くらいにガクッと老けるらしいです。

 

同じような顔の母が言ってたのでマジのやつです。

 

うーん。年相応に見られるのが1番嬉しいですかね。

 

いや、20代前半とか言われても、そんなキャピキャピしてるかなとか考えちゃいます。

 

ですかね。
まーめんどくさいお年頃なんですよ。

 

いやだから、年相応です。

 

てか食べてきたんですか?

 

あー。いいな。
美味しいですよね。
わたしあの店のチャーハン好きなんですよ。

 

いや、食べてきてなくて。
頼んでもいいですか?

 

いえいえ。
ありがとうございます。

 

あ、そうなんですか?
でも甘いものの気分じゃないんですよねー。

 

すみませーん。

 

決めてないです。来たら決めるんです。

 

 

あーえっと
……
卵焼きサンド1つお願いします。

 

ちょっと悩んじゃいました。

 

いや時間が迫らないと決められない時ありません?

 

そうなんですよ。優柔不断なんです。

 

あ、たまごサンド派ですか?

 

わたしは断然焼きですね。

 

まあどっちも好きなんですけど。


でも焼きがあるとラッキーって思います。

 

ラッキーでした。
今日もラッキーなんですよ。

 

久しぶりにお話出来たじゃないですか。

 

え?照れてるんですか?

 

ですよねー。

 

久しぶりの人に会えるの、わたし結構嬉しいんです。

 

この前の勧誘先輩でさえ、始めは嬉しかったんですよ?

 

ね。残念だったけど。

 

 

あ、

2000文字超えてました。

この辺でおいとましますね。

 

ああ、卵焼きサンドは食べてください。
お金置いていくんで。

 

 

まあそう言わず。おいしいですよ。たぶん。


え?いいんですか?

じゃあ〜
お言葉に甘えて。

 

近くだし、またお話しましょうね。

 

はーい。お願いします。

じゃあ。